windowsセキュリティにある「コア分離」を利用する場合、ウェスタン・デジタルのドライバーと干渉するようなので、参考サイトにあったドライバー削除で対応してみました。ほとんどのユーザが使われないドライバーのようで、対応後も問題無く利用できていますが、実行は自己責任でお願いします!
対処方法
手順は以下の通りです。
1.互換性のないドライバを確認する
2.管理者権限でコマンドプロンプトを起動
3.コマンドを実行して必要なドライバを確認
4.不要なドライバを削除
1.互換性のないドライバを確認する
まずはwindowsセキュリティを開いて、コア分離のページまで遷移します。その後「互換性のないドライバを確認する」をクリックしましょう。

すると問題のあるドライバが表示されますので控えます。私の場合は「oem128.inf」「oem25.inf」「oem23.inf」の3つが問題があるようです。

2.管理者権限でコマンドプロンプトを起動
windowsの「スタート」を右クリックして、「Windowsターミナル(管理者)」をクリックします。

ユーザアカウント制御が出てくると思いますので、「はい」をクリックしてください。

3.コマンドを実行してドライバを確認
「pnputil /enum-drivers」を実行して、出力されたリストの中から、windowsセキュリティで互換性が無いと言われていたinfファイルを探します。

私の場合は、結構下の方にファイルがありました。

4.不要なドライバを削除
「1」と「3」で確認したドライバーを削除します。
コマンドプロンプトで「pnputil /delete-driver oem***.inf」を実行します。oem23.infだけなぜか消えなかったので、「pnputil /delete-driver oem23.inf /uninstall /force /reboot」を実行しています。
PS C:\Users\hgoto> pnputil /delete-driver oem128.inf
Microsoft PnP ユーティリティ
ドライバー パッケージが正常に削除されました。
PS C:\Users\hgoto>
PS C:\Users\hgoto> pnputil /delete-driver oem25.inf
Microsoft PnP ユーティリティ
ドライバー パッケージが正常に削除されました。
PS C:\Users\hgoto>
PS C:\Users\hgoto> pnputil -d oem23.inf
Microsoft PnP ユーティリティ
ドライバー パッケージを削除できませんでした : ひとつ以上のデバイスが現在、指定された INF を使用してインストールされてい
ます。
PS C:\Users\hgoto> pnputil /delete-driver oem23.inf /uninstall /force /reboot
Microsoft PnP ユーティリティ
ドライバー パッケージがアンインストールされました。
ドライバー パッケージが正常に削除されました。
このコマンドを実行後、再度コア分離のページに移動して再スキャン→問題なければ有効化可能です。

参考にさせていただいたサイト
- WD Drivers causing vulnerability on most of the computers: wdcsam64_prewin8.sys
- Unable to Enable Core Isolation Memory Integrity due to Western Digital Driver (Windows 10 2004)
- SOLVED: Core Isolation Memory Integrity Incompatible Drivers WDCSAM64_PREWIN8.SYS
- Why do incompatible drivers prevent using Memory integrity?